お天気の愚図つく日が続きます。
今日はまた違う小説のご紹介を。
宮尾登美子著の
「松風の家」
明治維新後
大名の没落とともに
茶道が衰退する時代のお話。
ある流派の茶道家元が
どん底から茶道の普及に
奔走する様子を
家元一家の女性の視点から
描いています。
もう何年も前にこの本を読みましたが
こんなに苦しい時代を経て
今に至っているんだと
旋律が走った記憶があります。
お点前に向かう気持ちが
変わったのを覚えています。