梅雨真っ只中ですね。
あれは何年前のことだったでしょうか。
茶事に呼ばれ
待合から庭に出るとき雨が降りだしました。
その時招いてくださった方から
さりげなく傘が差し出されました。
その時初めて露地笠というものを知りました。
利休七則のうちのひとつ「降らずとも傘の用意」
という言葉が脳裏をよぎりました。
使い方も伝授して頂き
現世の塵をはらいながら
茶室に入らせてもらいました。
ほんの2~3分のできごとですが
今でも大切な思い出として
心のなかに残っています。