9月14日のブログでご紹介した
こちらのお軸につきまして
もう少し深くみていきましょう!
こちらのお軸は秋を読んだものです。
出典は 陶淵明(とうえんめい)作 「四時詩(しいじし)」
陶淵明は365年-427年 中国の文学者。
こんな昔につくられた詩が
今も脈々と伝えられていることに
驚きを覚えます。
さて四時とは春夏秋冬で
それぞれの句をご紹介いたします。
春水満四澤(しゅんすいしたくにみつ)
夏雲多奇峰(かうん きほうおおし)
秋月揚明輝(しゅうげつ めいきをあげ)
冬嶺秀孤松(とうれい こしょうひいず)
春には雪解け水があちこちの沢に満ち溢れ
夏には奇妙な嶺のような多くの入道雲が湧きたち
秋には月が皓々と明るく輝き
冬には嶺に立つ一本の松だけが高くそびえている
それぞれの季節でこの句に出会うかもしれませんね。