菅原道真が京都から太宰府に左遷されるときに
読んだ歌です。
「東風吹かば
にほひをこせよ梅の花
主(あるじ)なしとて春な忘れそ」
春風が吹いたらその匂いを運んでおくれ、
梅の花よ。
主人がいないからといって、
春を忘れてはいけないよ。
梅の時期ですね。
例えばこの和歌をテーマに
お茶会を開くとしたら、、
なんて考えるのも楽しいかと思います。
どんな趣向でお客様に喜んでもらおうかな、
お茶碗は? お菓子は? お軸は?
と思い巡らすだけでも
ちょっと幸せな気分になれたりします。
さて
なぜ東風が春風なのでしょうか?
茶道と深いかかわりのある
五行説からきています。
五行説はこの世は「木火土金水」からできている
いう説です。
そのなかの「木」にあたるのが
東であり、春です。
ちなみに「火」は南であり、夏です。
茶道ってふか~いですね。