静まり返った茶席。
どんな音が聞こえてくるか
3回にわたってつぶやいています。
1回目はブログを御覧くださいませ。
さて2回目。
釜の湯の温度が上がるに連れて
聞こえてくる音は変わってきます。
千利休は釜が沸いていく過程を
6つの音で表しています。
1️⃣魚眼(ぎょがん)--魚の目のような小さい泡がおこる様。
2️⃣蚯音(きゅういん)--みみずの鳴く声。
3️⃣岸波(がんぱ)--岸に寄せる波の音。
4️⃣遠浪(えんろう)--遠い波の音。
そしていよいよ
5️⃣松風(しょうふう、まつかぜ)--浜辺の松林を吹き抜ける風の音。
濃茶を差し上げるときのクライマックスのお湯です。
やがて火がおちてきて
6️⃣無音(むおん)となります。
釜の湯のわく音にも
ストーリーがあるんですね。