中秋の名月

 

 9月29日は中秋の名月。

 

お稽古でも「十五夜」などの

 

茶杓のご銘が使われています。

 

 

さて、十五夜の次の日も

 

呼び方があります。

 

十六夜

 

「いざよい」と読みます。

 

いざよう、には躊躇う(ためらう)

 

という意味があります。

 

月がでるのが前日より遅れますので

 

ためらっているようだということで

 

十六夜(いざよい)

 

 

ではその次の十七日目は

 

立待月

 

「たちまちづき」

 

まだかなあとお月様が出てくるのを

 

立って待っている様子です。

 

 

次の十八日目は

 

居待月

 

「いまちづき」

 

月の出はさらに遅く

 

座って待っている様子です。

 

 

十九日は

 

寝待月

 

「ねまちづき」

 

寝て待とうということです。

 

臥待月(ふしまちづき)とも呼ばれます。

 

 

 

二十日までいきましょう。

 

更待月

 

「ふけまちづき」

 

と読みます。

 

夜が更ける頃に

 

月が昇ってくるからです。

 

単に二十日月(はつかづき)とも

 

呼ばれます。

 

 

 

なんとも風情がありますね。