紅葉が待ち遠しいころとなりました。
この時期よく耳にする
茶杓のご銘に
「竜田姫(龍田姫)」
があります。
その由来につきまして。
ときは奈良時代。
平城京を守るというこで
東西南北にそれぞれ
四季を司る神が配置されたそうです。
五行説に基づき
春-東-佐保姫
夏‐南-筒姫
秋‐西‐竜田姫
冬‐北-宇津田姫
筒姫、宇津田姫に関しては
場所がどこかもよくわかっていないようです。
龍田古道、龍田神社は平城京跡から見て
確かに西にありますし
佐保山があったとされる場所も
東側にあります。
茶杓のご銘などでは
竜田姫と対比して
春には佐保姫という
ご銘もよく使われています。
しばし1300年前に思いをはせるのも
いいかもしれませんね。