炉開きのころ--さんべのおはなし

 

11月になると風炉から炉にかわります。

 

この炉開きのころが

 

茶人のお正月とも言われています。

 

その際

 

三つの「べ」のつくものを

 

使うとよいとされています。

 

 

瓢(ふくべ)

 

伊部(いんべ)

 

織部(おりべ)

 

 

ふくべはひょうたんの形をしており

 

下のふくらみを半分に切り

 

炭を入れる炭斗(すみとり)に使ったりします。

 

 

 

いんべは備前焼で

 

水指(みずさし)や花入れ、茶入れなどがあります。

 

 

おりべはあの緑の釉薬で

 

よく知られた焼き物です。

 

茶碗、香合などに使われます。

 

 

お茶席で

 

さんべを探してみるのも

 

おもしろいかもしれません。