木守り(きまもり)って?
収穫の際、ポツンと一つだけ残してある
柿や柚子の実のことをいうそうです。
今年、たくさん取れたことへの感謝と
来年も豊作でありますようにとの
想いが込められています。
抹茶茶碗にも「木守り」の銘が
ついたものがあります。
利休の時代に生きた
楽家初代長次郎の七種の一つです。
利休が長次郎に焼かせた茶碗を
弟子たちに分けたところ
一つだけ残ったのが
その茶碗。
柿の色に似ていること、
一つだけ残ったことから
「木守り」と銘をつけたそうです。