掬水月在手

 

今年の中秋の名月は

 

9月17日

 

お稽古でも

 

月に関するお道具が

 

よく登場します。

 

その中で

 

今日はこのお軸を。

 

みずをきくすればつきてにあり

 

 

掬(きく)する---すくう

 

 

手ですくった水の中に月が映っている

 

という情景を思い描いたうえで

 

深い意味に入っていきましょう。

 

 

水をすくうという行為によって

 

遠くの月が得られる、

 

努力すれば遠くの目標を手にいれることができる。

 

 

あるいは

 

澄んだ水に月が映るということで

 

清らかな心でいれば本質が見えてくる。

 

 

などなど様々な解釈があるようです。

 

 

 お茶室でこのお軸に出会ったら

 

ちょっと思い出してみてくださいね。